
最強の独学術について
本書では著者である本山勝寛氏が極貧時代の学生時代から独学での勉強を進め、東大・ハーバード大学に合格し、その後も独学にて様々な成功体験談が体系的にまとめられているものです。
大企業の終身雇用制の撤廃など会社に依存これまでの働き方は衰退し、フリーランスや副業といった個の力が重要視されるようになってきたこの時代。自力で目標を達成するためのバイブル的な一冊になっております。受験勉強・資格取得・独立しての成功など目標はあるけれど、どうやって勉強すればいいか分からない、モチベーションが維持できないといった方にお勧めの一冊です。
本書の構成
- PART0 独学が最強である理由
- PART1 独学1.0 必ず目標達成するための独学術
- PART2 独学2.0 教養を深めて人生の幅と世界を広げる独学術
- PART3 独学3.0 一生学び続ける秘訣をつかみ夢を叶える独学術
PART0 独学が最強である理由
この章ではインターネットには無料で世界トップレベルの授業がたくさん公開されており、現代はまさに独学に適した時代。自ら問題を解くことが誰かに教えられるよりも学習内容が定着する。これからのAI時代に生き残る武器こそ独学であり、好奇心・向学心をもって常に新しいことを学び成長し続ける独学力を持つことが大切であると書かれています。
PART1 独学1.0 必ず目標達成するための独学術
この章では著者が東大・ハーバード大学に合格した具体的な方法が約20項目にわたって紹介されています。「この資格を取りたい」「この大学に合格したい」といった短期的な目標を達成するための独学の仕方が書かれています。
・目標を書いて貼り出し持ち歩き公言する
・合格体験記、先行事例を徹底的に研究する
・手帳に目標達成日を記入して、未来の目標達成体験記を書く
・目標が実現する計画の立て方
・勝手に独学が習慣化する仕掛けを作る
etc
PART2 独学2.0 教養を深めて人生の幅と世界を広げる独学術
この章では独学を続けるにあたり自分の成長率そのものを上げていこう。そのために一人で孤独に学ぶのではなく、漫画やYouTube、遊びや旅、子供との対話などこれまで学びと結びつかなかったものも取り入れ、自分自身の知のレベルをアップデートし、未来の投資としようという内容です。
PART3 独学3.0 一生学び続ける秘訣をつかみ夢を叶える独学術
PART1での短期的な目標達成、PART2での中期的に様々ものを取り入れ自分の人生の幅と世界を広げる。この2つを同時に繰り返し続けることにより、生涯を通して大きな目標、夢を実現させようというものです。
読み終わっての感想
目標達成に向けての具体的な方法や、常に自分を成長させることの重要性、必要性がわかりやすく書かれていました。
ただ実践となるとやはり仕事に追われたり、家族との時間が持てなかったり、どうしても自分のやりたいことするには時間が足りないなぁと思ってしまいます。
結局は自分の中で何が大切か、優先順位を明確にすることが大事だなと感じました。
現在、独身で大きな夢がある方、達成したい目標がある方にはお勧め出来る本だと思います。
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